‘名雪祐平’ タグのついている投稿

名雪祐平 13年8月31日放送


r.nial.bradshaw
WANTED! マッキンゼー・アンド・カンパニー採用担当者

大手コンサルティングファーム、
マッキンゼー・アンド・カンパニー

スイス支局の担当者が
面白い求人広告を考えた。

それは消しゴム付きの鉛筆。
ただし、消しゴムの長さが通常の10倍近くもあった。

鉛筆にはこんな1行が。

 どんな解決方法にも満足しない学生を募集

書いて、消して、書いて、消して、解決策を導く。
長い消しゴムがそれを表現していた。

1本の鉛筆のアイデアで
優秀な大学でのマッキンゼー社の認知度は
一気に高まった。

人は、アイデアのある企業で働きたいもの。

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名雪祐平 13年8月31日放送


Austronesian Expeditions
WANTED! ベン・サウスオール

世界最高の仕事

勤務地 :オーストラリア・ハミルトン島
仕事内容:ちょっとした島の雑務と
     グレートバリアリーフを周遊し、
     その様子をブログなどにアップすること。
期間:半年間
報酬:10万豪ドル/約1000万円
資格:世界中の誰でも可

2009年、こんな求人広告に
全世界から3万4000人以上が応募し、
イギリス人男性ベン・サウスオールさんが採用された。

半年間の勤務を終えた彼の感想。

 毎日新しい島に行って
 そこに何があるか探さなければならなかった。
 いままでの人生でもっともハードワーク。

彼はいま、どんな仕事をしているのだろう。

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名雪祐平 13年8月31日放送



WANTED! 指名手配犯

オウム真理教関係特別手配
高橋克也
菊池直子
懸賞金1000万円
2012年6月逮捕

世田谷一家4人強盗殺人事件
懸賞金300万円
私的懸賞金700万円
合計1000万円
犯人逃亡中

八王子スーパー強盗殺人事件
懸賞金600万円
犯人逃亡中

柴又三丁目女子大生殺人放火事件
懸賞金500万円
犯人逃亡中

犯人たちへ。
聞いていますか?

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名雪祐平 13年7月28日放送



手紙 マリリン・モンロー

マリリン・モンローから
ケネディ大統領へ誕生日プレゼント。

ロレックスの時計が贈られた。

そこにそえられた言葉。

 Let me love or let me die.
 あなたを愛させて。さもなくば死を。

むしろこの言葉に
ロレックスをそえたのでは。

お伽噺のような主人公。
お伽噺のようなセリフ。

その3カ月後、マリリンは
自宅の寝室で全裸で死んでいた。

 or Let me die.
 さもなくば死を。

お伽噺のようなエンディング。

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名雪祐平 13年7月28日放送



手紙 ナポレオン

1796年、フランスの英雄ナポレオンは
恋人ジョセフィーヌに
自筆のラブレターを送った。

それから200年以上たった2007年、
そのラブレターはオークションで
約6800万円という高額で落札。

こんな文があった。

 3つのキスを贈ります。
 1つはあなたの心に。
 1つは唇に。
 残りの1つは瞳に。

たった一人の女性に書いた
気障な言い回し。

いま、世界中の人が読むことができる。

それを止めるのは、
余の辞書に不可能の文字はない
と豪語したナポレオンにも、不可能。

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名雪祐平 13年7月28日放送



手紙 カフカ

公園で少女が泣いている。
人形をなくして泣いている。

散歩をしていた作家カフカは
少女をなぐさめた。

 きみのお人形は、
 旅に出たんだよ。

どうしてわかるの?

 だって、ぼくのところに
 お人形から手紙が来たからさ。

次の日、手紙をもってきて
少女に読んで聞かせた。

もちろんカフカが書いたものだった。

それから毎日手紙を書いた。

旅先でお人形は
いろいろな冒険をする。
青年と愛し合い、森で結婚式をする。

お人形は少女にお別れを告げ、
手紙も終わった。

もう少女は泣かなかった。
ただお人形をなくしたのではないから。
お人形はすべてを自分に伝えてくれたのだから。

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名雪祐平 13年7月28日放送


Em and Ernie
手紙 フィンランドのサンタクロース

サンタクロースの仕事は
プレゼントを届けること。
そして、手紙の返事をせっせと書くこと。

毎年、世界150カ国の子どもたちから
数十万通もの手紙が
フィンランドのサンタ宛に届く。

フォンランドの人々が
子どもたちの夢を壊すわけにはいかないと、
サンタクロース中央郵便局を開設。

一気に返事は書けないから、
ずっと返事を書いている。

サンタクロース、年中無休。

それにしても、
サンタクロースは
日本語が読めたり、書けるのだ。

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名雪祐平 13年7月28日放送



手紙 南極観測隊員の妻

寒い南極の、さらに冬。

1957年、日本初の南極観測隊が
南の果てに着く。

命がけで冬を越すまで
日本には帰れない。

モールス信号で
日本から届く電報が楽しみだった。

ある隊員に、妻から年賀電報が届いた。

そこにはたった三文字。こうあった。

 アナタ

愛情や淋しさや、
すべての感情があふれているような
胸つまる三文字。

夫だけでなく、
隊員たち全員で感動した。

ところが。

この「アナタ」は
そんな甘いラブレターではなかった。

夫の酒の飲み過ぎを注意するものだった。

注意にもかかわらず
後日、夫の酒のトラブルを伝え聞いた妻は
また電報を送ったらしい。

こんどは四文字で。

 プンプン

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名雪祐平 13年7月28日放送



手紙 柳原白蓮

大正時代、
不倫を罰する姦通罪があった頃。

結婚している男女の恋は
命がけであった。

富豪の妻で歌人。
他人がうらやむような身分だった
柳原白蓮は年下の大学生に
こんな手紙を送る。

 覚悟していらっしゃいまし。
 こんな怖ろしい女、
 もう、いや、いやですか。
 いやならいやと早く仰い。

大正の三大美人といわれた
35歳の人妻は
不倫相手の子を宿し、
蒸発した。

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名雪祐平 13年7月28日放送



手紙 トーマス・ヒューズ

85年前に出された手紙が
届いた。

こんな内容。

 愛する妻へ
 船の上でこの手紙を書いて、
 海に投げ込んでみる。
 君に届くだろうか。

手紙を書いたイギリス人兵士
トーマス・ヒューズは
手紙を清涼飲料水の瓶に入れ、
英仏海峡に流した。

そのわずか12日後、
彼は戦死した。

その65年後、
彼の妻は手紙の存在を知ることなく
亡くなった。

さらに20年後、
テムズ河で発見された手紙は、
ニュージーランドにいた娘のもとに届いた。

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