雪がふるとき ~神様のお掃除~
雨かんむりの下にあるカタカナの「ヨ」に似た字は、
古くは「彗(ほうき)」という字が由来になっている。
つまり雪とは
ほうきで集めることができる「雨」のことを指していたのだという。
もう一つの説には
雪が積もり、あたり一面が真っ白になった様子をみた昔の人が
「神様が世の中を掃除して、掃き清めてくれたようだ」と感じ
「彗(ほうき)」という字を
当てたとも言われている。
漢字は三千年以上前の人たちからのメッセージ。
成り立ちの想いを感じ取ってみると、雪の見方も変わってくる。
嫌なことがあった日に雪が降ってきたら、
「神様が気を利かせてくれたのかな」と思ってみてもいいかもしれない。