Foodista
スープ ポトフ
フランスの家庭料理、ポトフ。
ポトフとはフランス語で「火にかけた鍋」を意味する。
料理の起源を感じさせるその名の通り、
大きめにカットした肉と野菜を煮込むだけの素朴なスープ。
具材の種類や作り方にも、堅苦しい決まりはない。
とはいえ、そこは美食の国。
食べる時は、スープはスープ皿に、肉や野菜は別の皿に盛り付け、
塩やマスタードやサワークリームなどを添え、
味の変化を楽しむのが本場の流儀だという。
Foodista
スープ ポトフ
フランスの家庭料理、ポトフ。
ポトフとはフランス語で「火にかけた鍋」を意味する。
料理の起源を感じさせるその名の通り、
大きめにカットした肉と野菜を煮込むだけの素朴なスープ。
具材の種類や作り方にも、堅苦しい決まりはない。
とはいえ、そこは美食の国。
食べる時は、スープはスープ皿に、肉や野菜は別の皿に盛り付け、
塩やマスタードやサワークリームなどを添え、
味の変化を楽しむのが本場の流儀だという。
スープ ベートーベンの愛したスープ
ドイツの偉大なる作曲家ベートーベンは、
食へのこだわりが強かったと言われている。
なかでも好んだメニューは、パンと卵のスープ。
パンをスープで煮込み、いくつもの生卵を混ぜ入れて食べる。
使う卵も家政婦に任せず、自ら品定めをしたという。
ベートーベンはこんな言葉を残している。
「純粋な心だけが、美味しいスープを作る」
sor
酒の肴 酒盗
魚の内臓を使った塩辛「酒盗」
酒を盗むと書くその名の由来は、江戸末期まで遡る。
第12代土佐藩主の山内豊資(ヤマウチトヨスケ)が、
「盗んで飲みたくなるほど酒が進む」と絶賛したことから名付けられたという。
栄養価も高く、豊富に含まれるオルニチンには
肝臓の機能を高める効果があるともいわれる。
美味しさのみならず、体にも嬉しい酒盗。
とはいえ、飲み過ぎにはくれぐれも気をつけたい。
kadluba
酒の肴 ぬき
蕎麦屋で酒を楽しむ江戸っ子の、粋な肴といえば「ぬき」。
蕎麦を抜いたものを意味する略語で、
中でも人気は、天ぷら蕎麦から蕎麦を抜いた「天ぬき」だ。
かつお節が香る熱々のつゆと天ぷらを肴に、酒を楽しむ。
「天ぬき」が生まれた背景には、
酒を飲んでいる間に蕎麦が伸びるのを避けるため、という説もあるが、
腹が膨らむつまみはよろしくないという、酒飲みの美学もあるのだとか。
ところで、蕎麦屋で蕎麦のない「ぬき」を頼むのは失礼に当たることから、
注文が許されるのは10年通った常連だけ、という話もあるようです。
一枚の、白紙
日本には手紙を一枚で書き終えた場合、
もう一枚白紙を添えるという習慣がある。
由来は諸説ある。
昔は紙が貴重品であったため、返信用に添えたという説。
文面は短くなってしまったが、
本当はもっと書きたいという気持ちを表したという説。
裏側から透けて、他人に読まれるのを防ぐためという説もある。
いずれにせよ、一枚の白紙には相手への敬意と気遣いが込められている。
今日は紙の記念日。
メールやSNSも便利だけれど、
たまには大切なひとに、一筆いかがですか。
一枚の、折り紙
一枚の紙から鶴が生まれ、朝顔が咲く。
日本のおりがみの歴史は古い。
平安時代にはすでにカエルの折り方があったという。
おなじみの鶴ややっこさんが登場したのは、室町時代と言われている。
とはいえ当時、紙は高級品。
庶民が遊ぶようになるのは、
和紙の生産量が増えた江戸時代に入ってからのこと。
現代ではおりがみは遊びの枠を越え、
リハビリや、人工衛星の太陽電池パネルの設計にも応用されている。
話題の山手線新駅「高輪ゲートウェイ」の屋根のデザインも、
おりがみをモチーフにしたという。
おりがみの歴史は未来へと続く。
daverson
AIと東大
ロボットは東大に合格できるのか。
国立情報学研究所は、AIの可能性を探るプロジェクトを開始した。
目標はAIを、センター試験の東大合格レベルにまで育てること。
学習には、ビックデータとディープラーニングを使用。
成績は伸び続け、4年後の模試では偏差値57.8をマーク。
このままいけば合格か?と思われた1年後、
プロジェクトの断念が発表された。
理由は、AIの読解力がそれ以上伸びなかったから。
答え以前に、問題の意味がわからないケースも多かったという。
人間の仕事を奪うとも言われるAIの意外な結末。
ホッとした人もいるかもしれないが、
わたしたちも油断せず、学び続ける必要がありそうだ。
AIと読書
あなたにぴったりの本を探します。
近畿大学は、人工知能を使って、
おすすめの本を探し出すシステムを開発した。
SNSの投稿内容からひとり一人の性格を分析。
同時に7万冊の書評を分析し、
最も近いスコアの本を、おすすめ本として抽出する。
読書離れが進む学生に、
本を読んでもらおうとはじまったマッチングサービス。
実際、図書館の貸し出し冊数が160パーセントも増加したという。
このサービスは、学生だけでなく一般の人も利用することができる。
今年の秋は、AIのおすすめ本で読書なんてどうだろう。
ゲーム トランプ
日本人に馴染みの深いカードゲーム、トランプ。
発祥は古代エジプトとも中国ともいわれ、
古くから世界中で親しまれているが、
じつは「トランプ」というのは日本特有の呼び名である。
「トランプ」という言葉は、英語圏では「切り札」を意味する。
明治時代、トランプで遊ぶ外国人が「trump」、
つまり切り札という言葉を頻繁に口にした。
それを見ていた日本人が、
カードゲームの名前と勘違いしたという。
この間違いは正されることなく、今に至っている。
Photo by rockindave1
ゲーム ジョーカー
トランプのカードにジョーカーが含まれるようになったのは、
19世紀末のこと。
アメリカで「ユーカー」というゲームが流行した時、
最強の切り札として追加され、
やがてトランプに欠くことのできないカードとして定着した。
ジョーカーは、ゲームによってさまざまな役割を持つ。
ポーカーでは切り札に、ババ抜きでは疫病神に。
かのスヌーピーはこんなことを言っている。
配られたカードで勝負するしかないのさ。
それがどういう意味であれ。
そう、ジョーカーを生かすも殺すも、当人次第。
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