andrewmalone
きょうのはなし「ピーナッツ」
ご存知ですか?
きょう11月11日は、ピーナッツの日。
1976年、ピーナッツが日本中を震撼させました。
ときの首相が逮捕されたロッキード事件。
つかわれた領収書に「ピーナッツ100個」と書かれていたのです。
検察の調べにより、
ピーナッツは100万円を意味する暗号だと
明らかになりました。
なんの罪もないのに、
昭和の犯罪史に名を残したピーナッツ。
なんともしょっぱい思い出です。
andrewmalone
きょうのはなし「ピーナッツ」
ご存知ですか?
きょう11月11日は、ピーナッツの日。
1976年、ピーナッツが日本中を震撼させました。
ときの首相が逮捕されたロッキード事件。
つかわれた領収書に「ピーナッツ100個」と書かれていたのです。
検察の調べにより、
ピーナッツは100万円を意味する暗号だと
明らかになりました。
なんの罪もないのに、
昭和の犯罪史に名を残したピーナッツ。
なんともしょっぱい思い出です。
きょうのはなし「靴下」
ご存知ですか?
きょう11月11日は、靴下の日。
日本で最初に靴下を履いた人物は、
「水戸黄門」でおなじみ水戸光圀公だといわれています。
水戸家の長持から7足の靴下が発見されたのは最近のこと。
上野の国立博物館に所蔵されているそうです。
おなじみのシーンで、
印籠にひれ伏す悪代官たちは、
黄門様の靴下を見つめているのかもしれませんよ。
kanonn
きょうのはなし「きのこ」
ご存知ですか?
きょう11月11日は、きのこの日。
日本の秋の贅沢、まつたけ。
実は、まつたけをありがたがるのは、
日本人だけだといわれます。
スウェーデンでは「むかつくきのこ」
中国では「兵隊の靴下の匂い」と呼ばれるなど、
世界中で嫌われているのです。
日本人でなければ、
秋のたのしみがひとつ
減ってしまうところでした。
Isadora Siqueira
きょうのはなし「まつげ」
ご存知ですか?
きょう11月11日は、まつげの日。
濃く、長く、くるんと上向きのまつげは
女性たちの憧れ。
メイクアップに欠かせないマスカラは、
スペイン語で“仮面”という意味。
「きれいになあれ。
マスカラは、女性が女性自身にかける
ひとぬりの魔法なのでしょう。
松本清張と珈琲
松本清張の代表作「点と線」には、
有楽町の喫茶店が登場する。
刑事の三原がコーヒーを飲みながら、
容疑者のアリバイ崩しに思考を巡らせる場面だ。
清張自身、自宅でも出先でも、
よくコーヒーを飲んだ。
スプーン三杯の砂糖を入れた、
甘いコーヒー。
これといった趣味を持たず、
膨大な仕事に立ち向かった清張にとって、
珈琲は、かけがえのない相棒だった。
三島由紀夫と珈琲
作家の三島由紀夫は、
コーヒーよりも紅茶を好んだ。
深夜の執筆には、
いつも紅茶を準備した。
「夜会服」という三島の小説がある。
前半に描かれる優雅なアフタヌーンティとは対照的に、
最後に登場するのがコーヒーだ。
溺愛する息子との仲を割かれた姑が、
一人で飲むコーヒーの味についてこう語る。
「自分を助けてくれる人はもう誰もいない。
なんとか一人で生きていかなければ、と言う味なのよ。」
三島にとってのコーヒーが、
その行間から透けて見える。
jotpeh
中上健次と珈琲
活字になったものは
ぜんぶ喫茶店で書いた、
と語るのは、作家の中上健次。
行きつけだった西新宿の喫茶店に入ると、
まずコーヒーを注文する。
一口飲み、原稿を書き進めるうち、
店の音楽も客の話し声も聞こえなくなってくる。
その時の自分の心持ちを、中上はこう言った。
人はいるが、誰もいない。私一人だ。
zunsanzunsan
井上ひさしと珈琲
作家の井上ひさしは、
息子が幼い頃、
よく二人で散歩に出かけた。
おもちゃ屋さん、本屋さんを回った後は、
決まって喫茶店でコーヒーを飲んだ。
井上は、店主の個性が
そのまま店の雰囲気になっているような、
小さな店を贔屓にした。
その店で、お客さんを観察したり、
店主と話すのが好きだった。
井上作品の生き生きとした会話は、
そんなところから生まれたのかもしれない。
Chris Campbell
茨木のり子と珈琲
詩人、茨木のり子。
毎朝、電動ミルで珈琲を挽き、
ケトルでお湯を沸かして、朝食に飲んだ。
のり子の書いた「食卓に珈琲の匂い流れ」という詩がある。
農家の納屋の二階に住んでいた戦時中に飲んだ
インスタントコーヒーの味を思い出し、
「豆から挽きたてのキリマンジャロ」や
「一滴一滴したたり落ちる液体の香り」をよろこぶのり子。
「やっと珈琲らしい珈琲がのめる時代」と綴った。
当たり前のように見えて、
当たり前ではない。
それは、しあわせの匂いだった。
「悪妻」夏目漱石の妻(鏡子)
夏目漱石と妻、鏡子の出会いは、見合いの席。
歯並びの悪さを気にもせず、
ケラケラと笑う鏡子を、漱石は気に入った。
家事が苦手。朝も苦手。
朝食をつくらない鏡子は、
良妻賢母が当たり前の時代からすれば、
立派な悪妻。
「眠いものは眠い。嫌々やってもいいものはできない。」
そう口を尖らせる鏡子に漱石は、
「それも理屈だな。」と答えた。
並の神経では、
漱石の妻は務まらなかっただろうし、
漱石は漱石になれなかったかもしれない。
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