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白のはなし 白の慣用句
真っ赤な嘘、白黒つける、黄色い歓声…。
日本語には、目に見えないものを色にたとえて
表現する言い回しが多数ある。
中でも「白」を使った慣用句や熟語は多い。
白を切る、白紙に返す、白い目で見る。
清廉潔白もあれば、顔面蒼白もある。
明るくピュアなイメージの「白」でも
その意味はただ明るいものばかりではない。
英語でもwhiteを使った慣用句がある。
たとえば、“white lie”は「白い嘘」。
誰も傷つけることのない小さな嘘は
嘘だというのに罪がなく、むしろ愛とか優しさを秘めている。
白は、前後の言葉との組み合わせで
変幻自在に意味を変えていく。
それこそが、何色にも染まらない、
白だからこそのなせる業、なのかもしれない。