t-mizo
空のはなし 虹の色、空の色
虹の色といえば、日本では7色。
けれど、アメリカでは6色、ドイツでは5色、
アフリカのバサ族には
赤と黒の2色に見えるそうだ。
虹だけでなく、空そのものも色も、
太陽の光量や、目の色など
さまざまな要因がからみあって感じ方が変化するらしい。
空は、人間の感性の違いをおおらかに受け止める
カラフルなパレット。
今日の空は、あなたにはどんな色に見えますか?
t-mizo
空のはなし 虹の色、空の色
虹の色といえば、日本では7色。
けれど、アメリカでは6色、ドイツでは5色、
アフリカのバサ族には
赤と黒の2色に見えるそうだ。
虹だけでなく、空そのものも色も、
太陽の光量や、目の色など
さまざまな要因がからみあって感じ方が変化するらしい。
空は、人間の感性の違いをおおらかに受け止める
カラフルなパレット。
今日の空は、あなたにはどんな色に見えますか?
うたのはなし
いいうたって、なんだろう。
世界最古と言われる歌がある。
3400年前にシュメール人が
石版に刻んだ賛美歌のメロディだ。
ひとが一番最初に音を奏でた時、
ひとは祈りをその心に抱いていた。
いいうた、それは心に宿るうた。
sa_ku_ra
うたのはなし 大阪うまいもんの歌
いいうたって、なんだろう。
関西人ならきっと誰もが知っている
「大阪うまいもんの歌」という手遊び歌がある。
保育園や幼稚園で子どもたちに歌い継がれてきた。
♪大阪にはうまいもんがいっぱいあるんやで〜
をはじまりに、たこ焼きや、もんじゃ焼き、かに道楽まで
紹介していく。
育ち盛りの子どもたちが思わず口ずさむ。
それは、大阪を代表する、花マルの「いいうた」だ。
jens johnsson
わたしのはなし 平野啓一郎とわたし
わたしとは、なんだろう。
この普遍的な問いに
作家の平野啓一郎さんこう答えた。
他者との関わりで変化する複数の自分が「わたし」を
構成していて、唯一無二の「本当の自分」は存在しない。
それは、「わたし」を「あなた」に
開いていくとっても素敵な回答だ。
呼吸のはなし サン=テグジュペリの愛の言葉
星の王子様の作者、サン=テグジュペリが
愛について残した言葉がある。
私たちは同じ目的によって隣人と結ばれるとき、
初めて呼吸することができる。
愛するとは、お互いに見つめあうことではなく、
ともに同じ方向を見ることだ。
大事なひとと喧嘩になったら、
思ってもいないひどい言葉を投げるより、ひと呼吸。
窓をあけて、ふたりで深呼吸しよう。
jackyczj
喫茶の話 村上春樹のジャズ喫茶
村上春樹は小説家になる前、ジャズ喫茶を数年営んでいた。
窓のない地下の静かな店だった。
村上は店を開いた時の想いをこう語った。
小さな店でもいいから、自分ひとりで
きちんとした仕事をしたかった。
喫茶店という空間は、その店主だけが生み出せる
特別な時間が流れている。
Shin Takeuchi
喫茶の話 狭山茶の歌
日本三大茶とも言われる埼玉県入間市の名産、狭山茶。
大正時代から製造を続ける新井園本店には
小さなカフェが併設されている。
狭山茶で、地元のひとの合間の
空き時間を豊かにしたい。
そんな想いで始めた。
色は静岡、香りは宇治よ、味は狭山でとどめさす。
とお茶摘みの女性たちが
収穫の合間に歌いながらお茶を育ててきた。
その甘く濃厚な味わいは、
地元の味を誇りに想う気持ちに、今も支えられている。
fui
鍋の話 妹尾河童のピェンロー鍋
舞台美術家の妹尾河童が
中国からレシピを日本に広めた冬の鍋、
それがピェンロー鍋だ。
だし汁でたくさんの白菜と鶏もも肉などを煮込む。
妹尾が教える美味しくなるコツがある。
うーんと寒くなって、白菜がウマクなるまで待つこと。
寒いは、旨い。今夜は鍋にしませんか。
鍋の話 池波正太郎の小鍋だて
鬼平犯科帳など時代小説の名作を数々残した作家の池波正太郎。
彼は美食家としても知られ、エッセイや小説には
「小鍋だて」という、ひとりかふたりで食する
小さな鍋料理が何度も紹介されている。
実際、江戸時代のひとも火鉢を囲み食べていたという。
池波は言う。
江戸時代の男女も差し向かいで、小鍋だてをした。
小鍋だてとは、実に粋な食べ物だ。
雑炊までたどり着かないかも?
と思うほど、具材が詰まった大きな鍋もいいけれど、
誰かとふたりで小さな鍋を囲むのも、最高にあったまる。
香りの話 土屋耕一さんのキャッチフレーズ
香りは、女の、キャッチフレーズ。
ある化粧品メーカーの広告に使われたフレーズだ。
言葉にしないで、香りで伝える。
すべての女性が、あらゆる時に、そうできたなら。
きっと世界から、男と女の喧嘩はなくなるだろう。
Copyright ©2009 Vision All Rights Reserved.