ユーモアの話 ニーチェの笑い
人間だけが涙を流す生き物である。
とはよく言われるが、
他にも人間だけが持つ特徴があるらしい。
ドイツの哲学者、ニーチェ曰く、
人間のみが、この世で苦しんでいるので
笑いを発明せざるを得なかった。
なるほど。
秀逸なユーモアに触れて、涙が出るまで笑って。
それが人間の特権。
ユーモアの話 ニーチェの笑い
人間だけが涙を流す生き物である。
とはよく言われるが、
他にも人間だけが持つ特徴があるらしい。
ドイツの哲学者、ニーチェ曰く、
人間のみが、この世で苦しんでいるので
笑いを発明せざるを得なかった。
なるほど。
秀逸なユーモアに触れて、涙が出るまで笑って。
それが人間の特権。
ユーモアの話 ガンジーとユーモア
もし、私にユーモアがなければ、
これほど長く苦しい戦いには
耐えられなかったでしょう。
これは、インド独立の父と呼ばれている
ガンジーの言葉だ。
生涯、暴力を否定し続けたガンジーは、
厳格で真面目な印象を抱かれがちだ。
しかし、弟子たちによると
ガンジーはにこにことよく笑い、よくしゃべる、
人懐こい人物だったと言う。
思想も目標も大事。
だがやはり、
人は、楽しそうな人のもとに集まる。
夢のはなし ウィンザー・マッケイの夢の国
100年以上昔のアメリカの新聞に、
毎回、夢オチで終わるマンガが連載されていた。
ウィンザー・マッケイによる、
「夢の国のリトル・ニモ」という
新聞1ページのマンガだ。
ストーリーは毎回同じ構成。
ニモ少年が夢を見るところから始まり、
夢の国を冒険し、
最後にベッドから落ちて目が覚める。
それにも関わらず連載は10年以上続いたし、
今も根強いファンがいる。
それは、リトル・ニモが毎回冒険する
夢の世界のビジュアルが素晴らしかったからだ。
大きな鳥にくわえられて見下ろす夜の街。
ニューヨークの摩天楼、真夜中の海、巨大なキノコ。
リトル・ニモの夢の世界は、
誰もが見覚えのある、僕の、私の、夢の世界だった。
夢の世界で困ったときに思わず叫ぶ
「おうちに帰りたいよ、おかあさん」
というセリフは、
100年以上経った今も変わらず、
大人の胸をくすぐっている。
夢のはなし つげ義春の描いた夢
作家の描く夢物語は面白い。
もしくは、変だ。
つげ義春は、エッセイでもマンガでも
自分が見た夢を題材にしたものが多い。
それらは、こんな変な夢を見てみたいと思える、
不思議な説得力がある。
出世作となった「ねじ式」は本人によると
ラーメン屋の屋根の上で見た夢
らしい。
どれ、私たちもちょっぴりヘンテコな場所で
昼寝をしてみようか。
愛のはなし スティーブン・コヴィー
アメリカの経済コンサルタント、スティーブン・コヴィーは
妻に対する愛がなくなってしまったという相談者に対して
ひと言、こうアドバイスをした。
「愛しなさい」
「だから、愛がなくなってしまったのです」
と反論する相談者に、コーヴィーは丁寧に説明した。
愛するという行動が無い限り、愛という状態は生まれない。
愛は具体的な行動である、と。
「愛してる」を言葉にする回数が多い夫婦ほど
互いに感じる愛情は大きいという。
愛は名詞ではなく動詞である、とも言う。
愛に関しては、とにかく行動した人の勝ちだ。
ひっそりと育児日記ブログを書いていた石橋涼子さんに
Visionに書いてくれませんか、とお願いしてみました。
赤ちゃんを育てている人やこれから生む人の役に立てば素晴らしいし
赤ちゃんとは縁遠いコピーラーターにとっても
あわよくば役に立つ資料になればいいなと欲張りました。
やがてかわいいラベルのようなタグができて
目立ちやすくなりますが、
それまでは上のバーの「from Vision」でさがす、または
左サイドバーの文字タグから飛んでください(なかやま)
みなさんこんにちは。
薄組の石橋涼子です。
いきなり何の記事?
と驚かれていることと思います。
実は私、1歳1ヶ月の子ども(美少年)を
育てております。
美少年です。かわいいです。毎日はぐはぐしてます。
という話しを厚焼玉子さんに延々としていたところ、
なんと、Visionに連載の枠を設けて頂けたのです。
光栄です!
玉子さんが、親バカ話しを聞くのが
めんどくなっただけかもしれませんが。
いや、とにかくですね。
せっかく連載枠を頂いたのだから、
すでに親になった人にも、これから親になる人にも、
ちょっとだけ「あるある」「なるほど」「へえー」と
感じて頂けるお話しができたらいいなと思っています。
赤ちゃんの生態は日に日に変化するので、
記事タイトルは月齢にしようと思います。
この頃の赤ちゃんって、こうなのね、と。
ゆるやかに連載する親バカコラムになると思いますが、
何卒よろしくお願いいたします。
ただいま産休のさなかの薄組の石橋涼子ですが
さすがに受賞式には出てきました。
たまにメールなどくるとかなり親バカになりつつあることが伺えますが
そんなこととは思えないあでやかさでありました。
クラフト賞にはいろいろありますが
石橋がもらったのは下記のラジオCMのコピーに対する賞です。
パナソニック マッサージソファ/ネックリフレ/デイカロリー
お料理教室「煮込み」/「干物」/「スフレ」
とにかくよかったよかった、おめでとう(玉子)
3月22日夜の石橋涼子の行方をなぜか知っている。
渋谷のセルリアンタワー2階のJZ Bratにいる。
そこでは、毬谷友子のシャンソンライブが開かれている。
基本、弾き語りだ。毬谷友子はピアノも自分で弾く。
JZ Brat をライブハウスという視点でとらえると
飲食が異常にちゃんとしている。
これはライブハウスをあちこち視察してまわった私が言うから
間違いはない。
私は最初に視察したのがJZ Bratだったので
その後の視察がとてもつらかった。
要するに通常のライブハウスには料理人が不在なのだ。
どうやって食べ物を出すかというと
要は冷凍食品をあたためるだけなのだ。
じゃによって、ピザが超まずい。フライドポテトがまずい。
ここでもうめげてしまう。
しかしJZ Bratは違う。まともな食い物がある。
それだけで気持ちが明るい。
石橋涼子は糞まずいピザを食べなくて済む幸せものだ。
ここでとりあえずコンサートの詳細を記しておくと
とき:2011年3月22日
1st OPEN17:30 START19:00
2nd OPEN20:30 START21:00
ところ:渋谷セルリアンタワー2F JZ Brat
チケット:1st、2ndいづれも4.500円。通しは6,000円
*チケットの予約フォームはこちら:<チケット予約>
*詳しくは、http://www.mariyatomoko.com/まで。
あの人の食 向田邦子
向田邦子は、
ドラマ「寺内貫太郎一家」で
ささやかだけれど
確かなぬくもりのある
昭和の家族の生活を描いた。
朝食のシーンのト書きには、
毎回献立が書かれていた。
アジの干物に大根おろし、
豆腐と茗荷の味噌汁、
などなど
ある日、向田はメニューの最後にこう書いた。
ゆうべのカレーの残り
そこには、ドラマのワンシーンではなく、
昨日も今日も、明日も続く、
寺内家の生活が確かに描かれていた。
あの人の食 ロッシーニ
食いしん坊という存在は、
なんだか愛らしい。
食い意地が張っている、
というのとはちょっと違う。
「食べる」という行為を
心から愛し、無邪気に楽しんでいるから
ではないだろうか。
ロッシーニは本物の食いしん坊だった。
オペラ作曲家として人気も実力も絶頂の37歳で
「食」に専念する、という理由で
引退してしまったのだから。
大好きな料理を楽しむためにレストランをつくり、
大好きなトリュフを探すために豚を育て、
大好きなワインを楽しむためにレシピを考えた。
彼の音楽的才能を惜しんだワーグナーが熱心に説得しても
ロッシーニはラム肉の焼き加減を気にしてばかり。
そんな彼が心から涙を流したのは、生涯で二回だけだという。
一度目は、パガニーニの演奏を聴いたとき。
二度目は、トリュフがたっぷり詰まった七面鳥を
落としてしまったとき。
食に向かうとき、その人がどんな人間かがよく見える。
あの人の食 トーマス・エジソン
発明家トーマス・エジソンといえば、
電球を発明したこと。
よりも、
発電から送電までの
電気事業を整備したこと。
が、評価されている。
そんな天才エジソンがある日言い出した。
一日二食では健康に良くない。
一日三食にするべきだ。
こうして、アメリカ国民は健康のために
朝食を食べるようになった。
エジソンが発明したトースターで焼いた
こんがりキツネ色のトーストを。
モノをつくるだけでは売れないことを
彼は知っていた。
同時にマーケットもつくらないと。
エジソンは、本当の発明家だった。
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