ひとたび膝に乗りたいと決心すると猫はしつこい。
たとえその膝の上に飼い主の腕があろうと本が載っていようと
むりやり自分を小さく折りたたんでのっかってしまう。
片手を乗せる。
次に上半身を乗せる。
後ろ足は床で突っぱらかっているくせに
上半身は無理にリラックスしている。
隙をみて下半身もじわじわと乗せてくる。
ついに成功、しかし狭い。
すると、猫は自分を小さく折りたたむ。
とぐろを巻いたように丸く折りたたんで
ごろごろと喉を鳴らす。
おいっ、本当にその姿勢がうれしいのか…と
ときどき不思議に思うことがある(玉子)