ダンスのはなし マーサ・グレアムの言葉
私はダンサーになるよう、神に召されたのだ。
そう言ったのは、アメリカモダンダンスの
創始者のひとり、マーサ・グレアム。
TIME誌では、彼女をDance of the centuryと称し、
20世紀を代表するダンサーとして人々を魅了し続けた。
モダンアートを反映した
独特の身のこなしと生命力あふれる肉体表現。
世界大恐慌など、深刻な世相をモチーフに
鬱蒼とした時代の孤独感をも表現した。
96歳で亡くなる直前まで、
生涯をダンス界に注いだマーサには
こんな名言がある。
世界にあなたは一人しかいないのだから、
自信を持って、あなた自身で踏み出して行きなさい。
それは、きっと、マーサがダンスを通じて
全身全霊で表現し続けた、魂からのメッセージ。