BAUHAUS 8限目「閉鎖」
ドイツの総合造形学校「バウハウス」は
1919年の設立からわずか14年で閉校した。
バウハウスが運営されていたのはふたつの世界大戦の間。
ドイツ国内外の政治動乱に翻弄され、
最後はナチスによって閉鎖に追い込まれた。
閉鎖後、講師の多くはアメリカに渡り、バウハウスの教育を世に伝えた。
その教育が20世紀の建築、デザイン界に与えた影響は計り知れない。
バウハウス最後の校長、ミース・ファン・デル・ローエはこう語る。
バウハウスはひとつの理念だった。
理念のみがかくも大きく広がる力を持つのである。