furanda
松本隆 3 ~ 仲間
作詞家、松本隆。
今年、活動45周年を迎えた彼のために、
トリビュートライブ「風街レジェンド」が8月にひらかれた。
彼はこのために、40年ぶりにドラムを本格的に練習。
日本のロックの原点と言われるバンド、
「はっぴいえんど」の復活に人々はどよめいた。
上がってくる音が、はっぴいえんどの音。
自分でもけっこうショック受けちゃって。
それだけでちょっとウルッときたりしてね。
今までに詩を書いた楽曲数、2100曲以上。
1972年の「はっぴいえんど」解散後も、
数々のヒットで時代をつくってきた作詞家を、
錚々たるミュージシャンたちが祝った。
松本は舞台袖で、そっと演奏を見守った。
ほんとに仲間なんです。
タイムトラベルのようにきらめく演奏と、
家族のようにあたたかな客席。
4時間にもわたるコンサートを終えたとき、
松本はあらためて実感した。
ぼくは、はっぴいえんどのドラム。