Chongming76
夢と仕事 アントニ・ガウディ
スペインの建築家、アントニ・ガウディ。
幼少期から「立体的なものを造る人」になりたいと思っていたガウディ。
不遇の学生時代、家具職人などを経て、
サグラダ・ファミリア聖堂の建築家に任命される。
以後、彼はこの建築の設計に、40年以上を費やした。
父、姪…と愛する人を次々に失い、
自殺を考えるまでの精神不安定な時期を経てもなお、
いっさいの仕事を断って取り組み続けた。
私の親友たちは死んでしまった。
私には家族も、客もいないし、財産もなにもない。
だから私はサグラダファミリアに完全に没頭できるんだ。
ガウディが、狂おしいまでに人生を賭したその教会は、
建築途中にもかかわらず、
訪れた人々の心を奪い続けている。
完成を迎えるのは、
ガウディの没後100年にあたる2026年だ。