画伯としての庄司輝秋 3

画伯としての庄司輝秋はまあまあいけると思う。
2月の黒須美彦さんの「恋するモノローグ」の動画も
庄司輝秋の絵だ。

しかし、人としての庄司輝秋は不注意力が高い。
ACCやTCCの締め切りを見逃したりする。
さらにこの世界というものをゆるく認識する傾向にあり
「フライヤー号が離陸する音」を効果音として原稿に書き込んだりする。
1903年のノースカロライナ州で効果屋さんが録音機を持って
ライト兄弟の初飛行の様子を録音していると思っているのかな、庄司は。
初飛行を見守るわずか5人の観客のなかに
マイクをかまえた効果屋さんがいたと思っているのかな。
そもテープレコーダーの原型がやっと完成したのは1928年なのだがな。

さて、そんなことで
不注意力が高く世界認識のゆるい庄司は
この番組ムービーをつくるのもおそい。
つくるのが遅いというより取りかかるのが遅いのだ、たぶん。
その遅さは、週末は飲みにも行かず芝居も観に行かない私が
いつもパソコンの前にいて
自分が送った動画を即受け取って作業をするというゆるゆるい認識に
基づいているのだと思う。

本日配信の吉岡虎太郎さんの動画「明けましてピヨピヨ」も
さきほどやっと届いた。
まあ届けばいいのだが
庄司の場合、「つくることそのものを忘れているのでは」という
不安がいつもつきまとう。

これがいちばん困る(なかやま)


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