2011年9月の小山佳奈さんの原稿を読んでくれた
三坂知絵子さん(上の写真)は山口県出身だ。
三坂さんがちょうど読み終えたときに到着した
山田キヌヲさん(下の写真)は宮崎県出身だ。
ふたりは初対面だったので紹介し、ついでに出身地も付け加えた。
余計なひと言が盛り上がりのきっかけになることもあるものだ。
「わたし、修学旅行で宮崎にいきました〜」と、三坂さん。
「わたしも修学旅行で山口へいきました〜」は、山田さん。
山口県出身の三坂さんは修学旅行で宮崎へ行き
宮崎県出身の山田さんは修学旅行で山口へ行ったのだ。
三坂さんはアマテラスが隠れたという岩戸や
ニニギノミコトが降り立ったという高千穂で
神話な気分にひたったに違いないし
山田さんは秋吉台の鍾乳洞にもぐり、壇ノ浦で平家をしのび
萩の白壁の城下町を歩いて
お母さんに萩焼の湯飲みを買って帰ったかもしれない。
おまけにふたりの言うことを聞いてみると
山口県は九州の仲間になっており
「九州地方の天気」には山口県の天気も含まれるらしい。
山口県と宮崎県は九州新幹線の恩恵を受けていないことも共通している。
山田キヌヲさんが新幹線でまず大分まで行って
そこから宮崎にもどろうとすると
大分ー宮崎間が半日かかるのだという。
三坂知絵子さんの山口県では
維新をやったのは俺たちだから山口弁が標準語だ〜!
という認識だそうだ。
山口と宮崎にはまだまだ面白い話が隠れていそうな気がする(なかやま)