覚えておいていただきたいのですが
Tokyo Copywriters’ Street の原稿にはいくつかのルールがあります。
これは最初から決めたわけではなく
予算0円という条件の経験値から生まれたルールです。
1.基本はナレータ−ひとり
2.BGMとナレーションのみ、効果音なし
3.youtubeにアップできる尺であること
4.さらにスタジオではないのでナレータ−の集中力にも限度があるため
長過ぎない原稿であること
いままでにもナレータ−ふたりの掛け合いで書いた人はいるのですが
川野康之さんは「効果音」を書き込んできました。
ネジ巻きの音とラジオのチューニングノイズです。
うむ、このくらいならネットにアップされているタダの効果音で
いけるかもしれない…
しかし、意外とねじ巻きの音が難航しました。
タダの効果音にはやはり限度があります。
でも、私も川野さんもねじ巻きの目覚ましを持っていたので
それを当日持参して現場で音を録ればいいじゃん…と
考えていたわけなのですが
録音の前日、時計をさがしてみるとなくなっていました。
ふたりともでした。
長年あると信じていたものが実はなかった…
驚きました。捨てられやすいんですね、ねじ巻き時計って。
これはこれでショックな出来事でした。
捨てられた時計に代わるものとして
私はストップウォッチ、川野さんはオルゴールを持参しました。
オルゴールを採用しました。
ふ〜〜、やれやれ。
ラジオのチューニングノイズとプチプチノイズはネットにありました。
現場の手間を減らそうと自宅でBGMを編集し、
貧弱なねじ巻きラジオの雰囲気を出すために
プチプチノイズものっけておきました。
これが川野さんの原稿Aです。
これは10月9日に放送されます。
さて、川野さんは原稿を2本書いてきました。
その2本は同じアイデアのAとBではなく
南極と北極ほどの差のあるものでした。
「2本、ダメですか」
と言われたらダメとはいえない。
それならいっそ10月9日と10日で川野康之2連発にしよう。
しかも川野さんの原稿Bは川野さんチームが動画をつくることに
なりました。
収録日にはネジキャラも出来上がっていました。
ネジ山くんという奇妙なキャラクターです。
信じられないナナメのストライプTシャツを着たキノコのようです。
うわ〜、すげ〜、なんじゃこりゃ。
これをどうやって動かすんだろう…楽しみです。
そんなわけで、川野康之さんの掟破りのおかげで
10月はちょっと目新しいものができました。
掟破りを承認するとやたらと手間がかかるので
いつも破られたらタイヘンですが
まあ、たまにはいいかくらいの許容量を持ちたいと思います。
(なかやま)