冬の会津から1 鶴ヶ城
ストーリー 小室市太郎
出演 大川泰樹
空気が、凛としています。
鶴ヶ城。
福島県会津若松市の象徴として知られるこの城は
600年以上の歴史を誇る、東北有数の名城です。
鶴ヶ城を訪ねると、多少の緊張を感じてしまうのは
厳しい冬の寒さのせいではなく
会津人の僕にとって、ここが
単なる観光地におさまらない、特別な場所だからかもしれません。
二の丸から、朱色の美しい廊下橋(ろうかばし)を渡り
高石垣に沿って歩くと、やがて名城はその勇姿を現します。
必見は、日本で唯一の赤瓦に葺きかえられた天守閣。
幕末、戊辰の頃の姿を、忠実に再現したものです。
でも、雪が瓦を隠してしまったら、ごめんなさい。
天守閣を仰ぎ見ながら、本丸の奥へ。
砂利を踏む足音が、すべての音を少しずつ消していきます。
立ち止まり、悠久の彼方へと想いをはせてみる。
今にも、会津の志士たちの咆哮が聞こえてくるようです。
ここは福島、会津若松。
過去と現在が交差する、古い歴史の街です。
会津若松観光公社:http://www.tsurugajo.com/index.html
会津若松観光ナビ:http://www.aizukanko.com/
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「冬の会津から1鶴ヶ城」
ストーリーと大川さんの語りが
絶妙に融合して、大変感動致しました。
写真撮影者 「aizu」より。