山口みたいなパン。
先日実家に帰ったとき、
ひさびさに、わたしが小学校くらいのときからずっとある、
目の前のパン屋さんをのぞいてみたのですが。
なんだかやたらとどうぶつ(パンの)種類が充実していたのでした。
いいな、なんか、そこひろげるのってなんなんだろ、なんか….
アレだな…いいな…!
写真の、くま カメ タコの他にも、
同じ値段なのにあきらかに他のパンよりでっかいゾウ 顔が
まのびしまくってなんかびろーんてしてる、
たぶんカエル ひげがやたら忠実に表現されちゃったタヌキ…うさぎ…?とか。
あ。申し遅れました、
3月11日配信の岩田純平さん作「山口は不器用だ。」を読ませていただきました
内田慈(チカ)です。
以前も「灯り」という作品で岩田さんの作品を読ませていただきました。
あっというところをふいにつくような作品を書かれる、大好きな作家さんです。
さて、パンですが、そのパン屋さん、とてもおいしく、
どうぶつたちも基本ないす!なフォルムなのですけれど、
どうしても予想外に膨らむやつがあるらしく、
その、何個かに一個いるぶさいくなどうぶつをみているとふいに、
「もう…ばか!」
っていとおしくなってきて、
さらに見続けているとだんだん、なんでこんなに種類多いんだろう、
「だから…ばか!っ」
って今度はぎゅっとしたくなり、
しまいには、多いにしてもなんでタコとかいるんだろう、
しかもなんでタコ、はちまきとかしてんだろう!!!
「ほんともう…だからっ…ばかっっ!!!」
……と思えてきて、結局いくつも買ってしまっているのでした。
そしてふと、あれ、これって、アレだな、
不器用な山口にわいちゃった気持ちと、きっとにてるいるな、
なーんて思ったのでした。
余談ですが、どうぶつパンはクリームパンです。
ピロシキとかミートパイとかじゃなくて、よかったな、
だってたべにくいじゃん、なんとなく、、、ふ、ふふ。
さて。
配信の日が、震災からちょうど一年の日でした。
確実に何かが変わってしまった世界の中で、そ
れでも心折れずに、
変わってしまったものを自分の意志でまたあらたに変えていこうとするひとたちを
たくさん見た一年でした。
配信翌日の12日に、29さいになりました。
そういうふうに、わたしもなりたいと思います。
不器用ですが、これからもよろしくお願いいたします。