名雪祐平さんはたいへんオリジナルな視点を持っている。
文章はコピーライターのお手本のように合理的で端正なのだが
お書きになるその中身が
こういう言葉を使っていいかどうかわからないが、変態である。
つまり見ている風景が変態なのだと思う。
だから名雪さんの原稿はナレーターの選択がむづかしい。
名雪さんの世界をなぞって読む人ではなくて
名雪さんの世界を自分の内に取り込める人でなければいけない。
幸い、ここに大川泰樹くんという人がいる。
大川くんは変な世界に無抵抗にすうっと入っていってくれる人だ。
おかげでTokyo Copywriters’ Street は繊細な変態原稿を大歓迎できる。
本日(2012年9月16日)アップする名雪さんの原稿も
端正で繊細で変態だ…と、私は思う(なかやま)