初転勤先は東北
ストーリー 大坪悠高(東北芸術工科大学)
出演 遠藤守哉
報道局に配属されて初めての転勤が東北だったよ。
新米の時は毎日のようにカメラを持って取材先へ。
そこで学んだ経験といえば、TVに対して人がとる行動は同じ、
ということかな。
撮影している自分らを遠巻きに眺める。
インタビューしようとすれば手早く断る。
ひどい時だとの報道の文句を言い始める。
もちろん東北も例外じゃなかったが、今思えばちょっと違うところがあった。
とある祭りを取材した時の話だ。
祭りの名物を撮影してたんだが、いきなり「兄ちゃん!」と声をかけられた。
驚いてそっちを見たら、オバちゃんがお椀と箸を僕に渡すんだ。
最初は取材中だからと言って断ったんだけど
「っけ!っけ!」って押しつけてくるかた、しょうがなく頂いた。
もうびっくりしたよ。
だって今までの取材じゃそんな経験は一度もなかったからね。
他にもお土産をもらったりした取材もあった。
こういうのをなんて言えばいいのかな…。
よく言えばフレンドリー、悪く言えば馴れ馴れしい?
とにかくコレが僕が東北に来ての率直な感想だね。
今でも結構そうなんじゃないかな?
居心地いいよ、うん。
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